本を読む

ウツウツの時は文章を読むのもそこに集中するのもしんどくて、本なんて読めませんでした。
なんとなく調子戻ってるんだろうな、心や脳に余裕ができたんだな、と明確に思えるのは本が読めること。
本を読むのに集中がしんどいというのもそうだけど、集中というより気になることに頭が支配されて結局そのことばかり考えちゃうから、本なんかとても読めたもんじゃない。
でも、お休みに入って「もうあの人たちと話さなくていいんだ!」という心の余裕だけで本が読めるようになりました。
それから、ちょこちょこと本を読んでいます。
もちろん、ウツに関するものばかりですけれども。
でも、精神科医にしても心理カウンセラーにしても、それぞれ持論があるから、
色んな人の本を読んで自分にあったもの、自分にしっくりきたものを取り入れるってのはいいと思うし、
色んな人の考えを知るのは悪いことじゃない。
時間あるんだし、同じお金出してご飯食べるならここは1冊買うか、
これは自分のためのものだ。
1冊本を買うのに、ここまで言い聞かせてやっとこ買ってる。
それでも、たくさんのウツ経験者の方がいろんな本を読んでいます。
太陽の光を浴びることの必要さを感じるように、本を読んでる。
今、自分が読んでいるのは、不安や嫌なことを忘れられないこと。
気分変調性障害のこと。
そして新しく注文したのも、不安や嫌な感情との付き合い方について。
余裕ができた生活をできるとはいえ、お金のことであんなにも不安に苛まれて苦しい時間を過ごしてしまうし、
やっとこ落ち着いてはきたけれども、お休み入ってしばらくは怒りや悲しみの感情でくたくたになっちゃったし。
これは自分が悪かったり、自分に原因があるのではなく、心の癖からきているのもののようなんです。
長いこと、そういう考え方を知らず知らずにしてしまっていたから習慣になってしまっている。
だから、治すことができる。
それはとても希望のもてるものです。
だって、これからは楽に生きていきたいもの。
自分を愛せるようになりたいし、自分で自分の首をしめることはしたくないし、首絞めるんじゃなくて労わってやりたい。
でも、そのコツはもうわかんない。
ここまで大人になってしまって、20年?30年?、自分を責めること、自分に原因があるんだ、ってことで事を終えてきたから。
そんな自分、唯一はっきりと好きだと思えることがあります。
真面目な自分。
どんなことにも真面目に取り組む自分。
その真面目さが裏目になって苦しんだことは数知れず、だけど、
真面目なゆえに自分を高めてこれたし、今もそれで苦しい状況から脱しようとしている。
だから、たくさん本読もう。
焦り癖のある私、あと仕事をするうえで「早く終わらせることこそ美意識」と思っていた私はそのせいかやたら次へ次へ読もうと目がちらついて、結果全然内容が頭に入ってないということも多いです。
ウツウツのせいで集中できないってのもあったと思うんだけど。
だから、本を読むときも「焦らずにゆっくり、慌てる必要はないよ。時間はいっぱいあるよ。」と声をかけるように心で思いながら読んでいます。
そうすると、ゆったりした気持ちで読めて、その時間が心地よく思えてくる。
「今」に焦点をあてて時間を過ごす、ということにも役立っているような気がします。
手当たり次第買ったり借りたりしてしまったので、読みかけの本もありますが、明日また2冊届く予定。
ひとつひとつ、読んでいくぞー。
ゆくゆくは、精神療法に限らずにいろんなジャンルの本を読んでいきたいな。
本をゆっくり読んでる時間、好きだもんね。
Posted by キャベツ at
◆2017年07月26日10:48
│うつトコの日常